2024年01月09日
重要
歴史の解説17〜大正時代〜
皆さんこんにちは、
s-Liveかながわ相模原富士見校スタッフです!!
今回は、大正時代の振り返り後半です!
前半では、国内での第一次護憲運動、
そして国外での第一次世界大戦とそれによるシベリア出兵などを取り扱いましたね。
今回はその続きから、第一次世界大戦が終結するところから見ていきます。
第一次世界大戦が終わり、
とくにドイツは様々な権限を失いました。
戦争が終わった後にすることといえば、条約の締結ですね。
1919年、戦後のパリ講和会議に、
日本は戦勝国として参加しました。
ここで結ばれたベルサイユ条約では、
ドイツの権益を日本が継承してしまうことを認められています。
また、1920年には、
スイスのジュネーヴを拠点とする国際連盟が発足します。
イギリス、フランス、イタリアとともに、
日本は常任理事国として参加しています。
さらに、1921年、高橋是清内閣のときには、
ワシントン会議が開かれます。
この会議では、軍縮が取り決められました。
軍艦の製造や保有を各国で制限しようという取り決めです。
この会議には、戦力を制限して日本の力を抑え込むという目的もありました。
ここで、国内の様子にも目を向けてみましょう。
1923年には、国内で大規模な災害が起こります。
関東大震災です。
死者10万人以上という甚大な被害を出した地震で、
不況で苦しむ日本に追い打ちをかけました。
そして、その後の清浦奎吾内閣のころには、
第二次護憲運動が起こります。
第一次護憲運動は、前回触れましたね。
この第二次護憲運動で論点となったのは、普通選挙です。
普通選挙に反対する清浦奎吾側に対して、
3つの政党が護憲三派というグループをつくり争いました。
結果、選挙に敗れたため総理大臣は交代、
普通選挙は実現することになります。
25歳以上の男子に選挙権が与えられ、有権者数は大きく増えました。
ただ、女性の選挙権はまだ実現しません。
また、普通選挙は実現させるものの、
例えば社会主義や革命など、
国の体制を揺るがす思想を防ぐために、
治安維持法という法律を同時に制定しています。
大正時代の大きな出来事はこのような感じです。
次回からは、昭和に入ります!
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